梅雨に良い健康習慣
ジメジメした季節を元気に乗り切るために
梅雨の時期は、湿度が高く気温も安定しないため、体調を崩しやすい季節です。
朝は肌寒くても日中は蒸し暑くなるなど、寒暖差に体がついていけず、疲れやすくなることも少なくありません。
さらに、雨が続くことで気分が沈みがちになったり、運動不足になったりと、心身ともにバランスを崩しやすいのが特徴です。
だからこそ、梅雨の時期には意識して健康を保つ習慣を取り入れることが大切です。
ここでは、梅雨におすすめの健康的な生活習慣をいくつかご紹介します。
1. 規則正しい生活リズムを保つ
梅雨は日照時間が減るため、体内時計が狂いやすく、眠気や倦怠感を感じやすくなります。
こうした状態を防ぐには、できるだけ毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝るといった、生活リズムを整えることが重要です。
朝起きたらカーテンを開けて光を浴び、体をしっかり目覚めさせることで、自律神経が整い、気分もスッキリします。
2. 軽い運動で体を動かす
雨で外に出にくくなると、どうしても運動不足になりがちです。
しかし、運動は血行を良くし、代謝を促すだけでなく、ストレス解消にも効果的です。
無理に外で運動する必要はなく、自宅でできるストレッチやヨガ、軽い筋トレ、ラジオ体操などで十分です。
朝や寝る前に10分でも体を動かす時間を作ることで、心も体も軽くなります。
3. 入浴で体を温める
湿度が高い梅雨の時期は、体が意外と冷えていることがあります。
特に冷房の効いた室内に長時間いると、手足が冷えたり、だるさを感じることも。
そんなときはシャワーだけで済ませず、しっかりとお風呂に入ることをおすすめします。
ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで血行が良くなり、自律神経も整います。
入浴中にアロマオイルを数滴垂らすと、リラックス効果も高まります。
4. 食生活を見直して内側から整える
梅雨は胃腸が弱りやすく、食欲が落ちる人も多い季節です。
しかし、バランスの取れた食事は健康を維持するために欠かせません。
おすすめの食材を紹介します。
まず注目したいのが、「消化を助ける食材」です。
梅雨時は湿気により体内の水分代謝が悪くなり、胃腸の機能が低下しがちです。
そんなときには、胃に負担をかけない、さっぱりとした食べ物がおすすめです。
代表的なのが梅干しです。
梅干しにはクエン酸が豊富に含まれており、疲労回復や食欲増進、殺菌作用があります。
おにぎりに入れたり、お湯に溶かして「梅湯」として飲むのも効果的です。
また、大根おろしやお酢を使った料理も胃の負担を軽くし、食欲を引き出してくれます。
冷しゃぶや、焼き魚に添えるとさっぱりとして食べやすくなります。
次に重要なのが、「体を温める食材やスパイス」です。
梅雨は湿気が多く、外は蒸し暑い一方で、冷房によって体が冷えることも少なくありません。
内臓の冷えは体の不調につながるため、体を温める食材を意識的に摂ることが大切です。
しょうがは、その代表格で身体を温めるだけでなく、胃腸の働きを活発にしてくれる効果があります。
紅茶に加えたりスープや炒め物に入れるのがおすすめです。
ねぎやにんにくも同様に血行促進や殺菌作用があり、体力の落ちやすいこの時期にぴったりです。
また、梅雨の時期は細菌やウイルスが繁殖しやすいため、免疫力を高める食材を意識的に取り入れたいところです。
ここで頼りになるのが、「発酵食品」です。
納豆や味噌、ヨーグルト、キムチなどは、腸内環境を整える善玉菌を増やし、免疫力を高める効果があります。
特に味噌汁は、野菜をたっぷり入れることで栄養バランスも良く、温かさが体をやさしく包んでくれます。
さらに、梅雨特有の悩みである「むくみ」にも注意が必要です。
湿気によって体内の水分バランスが崩れると、手足や顔がむくみやすくなります。
これを防ぐには、利尿作用のある食材を積極的に摂ると良いでしょう。
きゅうりやスイカは水分が多く、カリウムも豊富で、余分な塩分を体外に排出してくれます。
旬の夏野菜を取り入れるのも、梅雨時の健康維持に大いに役立ちます。
例えば、トマトやピーマン、オクラなどの夏野菜は、ビタミンCやカロテン、食物繊維を多く含み、抗酸化作用や疲労回復に優れた効果を発揮します。
サラダやスープにして、さっぱりといただくのが良いでしょう。
そして、冷たいものばかりに偏らず、温かい料理を適度に取り入れることも大切です。
体が冷えると血行が悪くなり、免疫力も低下します。
胃腸にやさしいおかゆや、野菜たっぷりのスープ、温野菜など、体を内側から温めるメニューを一日一回でも取り入れることをおすすめします。
梅雨の気分の落ち込みには、「彩り豊かな食事」も効果的です。
色とりどりの野菜やフルーツを取り入れることで、見た目も明るく、自然と食欲もわいてきます。
例えば、パプリカや紫キャベツ、オレンジ、ブルーベリーなど、カラフルな食材を積極的に取り入れるようにしましょう。
5. 睡眠の質を高める工夫をする
湿度が高いと寝苦しさを感じ、睡眠の質が下がりがちです。
エアコンの除湿機能を使ったり、寝具を夏用に替えたりすることで快適な睡眠環境を整えましょう。
就寝前にスマートフォンやパソコンの使用を控え、照明を少し暗くして過ごすと、自然と眠りにつきやすくなります。
眠る前に軽いストレッチや深呼吸を取り入れるのもおすすめです。
6. 気分転換を積極的に行う
梅雨は外出が減ることで、気分がふさぎがちになります。
そんなときは、室内でも楽しめる趣味を見つけて、積極的に気分転換をしましょう。
読書や映画鑑賞、音楽、絵を描く、日記を書くなど、自分が心からリラックスできる時間を意識して作ることで、ストレスの軽減につながります。
雨音をBGMにすることで、より深いリラックスが得られることもあります。
7. こまめな換気と湿度管理をする
健康のためには、空気の入れ替えも大切です。
雨の日でも、短時間でいいので窓を開けて換気を行いましょう。
また、湿度が高すぎるとカビやダニの繁殖が進み、アレルギーやぜんそくの原因になります。除湿機やエアコンの除湿機能を活用し、室内の湿度を50~60%程度に保つことが理想的です。
まとめ
梅雨の時期は、心身にさまざまな不調を感じやすい季節ですが、日々の生活を少し意識することで、健康に過ごすことができます。
規則正しい生活、軽い運動、バランスの良い食事、質の良い睡眠、そして気分転換を習慣化することで、体の内側から元気がわいてきます。
ジメジメした梅雨を「乗り切るもの」ではなく、「整える時間」として前向きにとらえることで、次の季節をより健やかに過ごしていきましょう。
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パーソナルトレーナー 伊藤 康史
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