人工甘味料摂取する?しない?
皆さんこんにちは!
Rebornの星です!
皆さんは普段食事をする時や、食品を買うときは何を気にしますか?
ダイエットしている方はやはりカロリーが気になりますよね。
「甘いのに糖質は少ない!」と糖質オフ商品がダイエットの味方だったかもしれませんが、「取りすぎ」はなんでも良くありません。
今日は人工甘味料についてお話しします。
人工甘味料とは、その名の通り、化学合成によって作られた甘味料(添加物)です。
砂糖の数百倍の甘さがあり、少量で味付けができるため、カロリーを抑えた砂糖の代替品として、清涼飲料水やガムなどさまざまな食品に使われています。
人工甘味料は、大きく分けると「糖アルコール」と「合成甘味料」の2種類があります。
・糖アルコール…もともと自然界にある糖質を化学合成したもの
《例》キシリトール、ソルビトールなど
・合成甘味料…自然界に存在しない糖質を化学合成したもの
《例》アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースなど
商品に使用される際は、砂糖の甘みに近づけるため複数の人工甘味料が併用されていることが多いです。
本来自然界にはない糖質「合成甘味料」をみていきましょう。
現在日本で使用されている合成甘味料は、アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、ネオテーム、アドバンテームの6種類です。
現在でも安全性・危険性に関して最も論争があるアスパルテームを紹介します。
【アスパルテームとは】
ある人はこの疑惑に満ちた甘味料をスイート・ポイズン(sweet poison)と呼びます。
米国サール薬品が胃薬(ガストリン)の研究中に強い甘みを持つ成分を偶然発見し、その後、日本の味の素株式会社が大量生産技術を開発(商品名、パルスイート)。
1974年米国FDA(食品医薬品局)が乾燥製品として、1996年全ての加工食品への使用を認可しました。
日本では1983年に食品添加物として認可されました。
アスパルテームは現在米国、欧州、アジア、アフリカ、オセアニアなど120以上の国で1万品目を超える食品・ダイエット食品・医薬品などに使用されるほど普及しています。
日本でも約600品目に使用されています。
砂糖(蔗糖)の160~220倍の甘味を持つため少量でも十分で、ほとんど無視できるカロリー(4kcal/g)です。
その味は「後甘味でわずかに後引きがあり、砂糖に近く柔らか」だと評されています。
アスパルテームはL-フェニルアラニン化合物と表記されている場合もあり、注意が必要です。
アスパルテームの安全性を巡る疑惑の原因は、その構造にあります。
アスパルテームは天然には存在しない化合物です。
経口摂取されると小腸でフェニルアラニン(50%)とアスパラギン酸(40%)というアミノ酸と有毒なメタノール(10%)に分解(消化)・吸収されます。
その後、通常のアミノ酸と同じ様にタンパク質に合成されたり、脱アミノ化された後にエネルギー源として分解されたりします。
そのそれぞれの成分が健康被害をもたらすと考えられています。
■メタノール(メチルアルコール)
メタノールは猛毒です。
飲むと失明、最悪の場合は死に至ります。
メタノールはアルコール脱水素酵素によってホルムアルデヒドに、次いで アルデヒド脱水素酵素によって蟻酸(ギ酸)に、最終的には二酸化炭素と水に代謝(解毒)され体外に排出されます。
メタノールは無色、無味・無臭でお酒に混ぜても、そうと分かりません。
飲んだ当日は普通のお酒を飲んだと同じような状態で、早ければ翌日位から蟻酸による症状が出てきます。
ホルムアルデヒドは刺激臭のある無色で可燃性がある気体です。
ヒトの粘膜を刺激するため、目がチカチカする、涙が出る、鼻水が出る、のどの渇き・痛みやせきなど、シックハウス症候群の代表的な原因物質です。
蟻酸がメタノール毒性の原因物質です。
なぜ目だけに症状が強く現れるかというと、網膜にはビタミンA(レチノール)をレチナールに酸化するためのアルコール脱水素酵素が豊富に存在しており、メタノールを飲んだ場合には網膜でホルムアルデヒド、蟻酸が大量につくられるためです。
■アスパラギン酸
アスパラギン酸はアスパルテームの40%を占める非必須アミノ酸の一つです。
「興奮性神経伝達性物質」とよばれ、神経から神経への情報の伝達の介在をします。
しかし、過量だと「興奮毒」として神経細胞に障害を与えてしまいます。
■フェニルアラニン
フェニルアラニンは神経伝達物質の一つで、脳内でドーパミン、ノルアドレナリンに合成されます。
ドーパミン、ノルアドレナリンは脳を大いに覚醒し、幸福感を与えるホルモンです。
いずれもヒトの体内にあるものではありますが、フェニルアラニン単体で摂取すると脳細胞を過剰に刺激し、時に死に至るほどの興奮性毒となり得ます。
つまりは、摂取するだけで強制的に「ハイ」になってしまうわけです。
さらにその影響からか症状として脳障害や頭痛、躁鬱、不眠症、知能低下など脳への影響が懸念され、間接的に皮膚や血液のガンなどが増えるという研究結果もあります。
【発がん性】
WHOがアスパルテームの健康への影響の評価を発表したのが、2023年7月です。
国際がん研究機関(IARC)と世界保健機関(WHO)、食糧農業機関(FAO)の食品添加物に関する合同専門家委員会が発表しました。
IARCは発がん性の根拠の強さに応じて下記の4つのグループに分類しています。
「グループ1」は、人間に対して発がん性の十分な根拠があるもの。
「グループ2A」は、おそらく人間に対して発がん性があるもの。
「グループ2B」は、人間に対して発がん性がある可能性があるもの。
「グループ3」は、人間に対する発がん性について分類できない、つまり人間にも実験動物にも発がん性の根拠が認められないもの。
アスパルテームは、下から2番目の「グループ2B=発がん性がある可能性がある」と分類されました。
糖質オフ商品を選ぶのは健康面やカロリーを気にするから、ですよね。
発がん性の可能性があるということは、アスパルテームなどの甘味料を使った商品は避けたほうがいいのでしょうか?
先の合同専門家委員会は、許容可能な1日の摂取量を「体重1kg当たり40mg」としています。
この制限内であれば安全ということです。
1日の許容摂取量を超えるには、体重70kgの人の場合、アスパルテームを200または300mg含む清涼飲料水9~14本以上摂取する必要があるので、一般的な摂取量であれば、許容量を超えることはなさそうです。
【甘味料への置き換えにダイエット効果なし? 】
ここまでをおさらいすると、人工甘味料の代表であるアスパルテームには発がん性がある可能性がある、ただし、問題になるのはかなりの量を摂った場合なので普通に摂取する分には心配する必要はない、ということでした。
であれば、安心して、人工甘味料を使った糖質オフ商品を選んでいいのかな……と思いきや、WHOは2023年5月に発表した非糖質甘味料に関するガイドラインで、体重管理や非感染性疾患のリスク軽減を目的とした非糖質甘味料の使用は推奨しない、と指摘しているのです。
非糖質甘味料とは、アスパルテームなどの人工甘味料と、ステビアなどの天然甘味料のこと。
ブドウ糖が含まれていないので血糖値を上げず、カロリーもゼロもしくは少ないのが特徴です。
ところが、WHOのガイドラインでは、遊離糖類(ブドウ糖などの単糖類と、ショ糖などの二糖類のこと)を非糖質甘味料に置き換えても長期的には体重管理には役立たず、むしろ、非糖質甘味料を長期的に摂取することで2型糖尿病や心血管疾患、成人の死亡率のリスク増加などの可能性があることが示唆されました。
つまり、カロリーもなく血糖値も上げない甘味料だからと安心して頼り切っているとよくない、ということです。
WHOは、結局は甘み自体を控えることが健康に役立つと指摘しています。
というわけで、甘いものはたまのご褒美として楽しむほうがいい、ということですね。
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Personal Training Gym Reborn パーソナルトレーナー 星 沙友未
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