腰痛ってなぜ起きる？ | 会員様へ恵比寿でパーソナルトレーニングを実施しながら定期的にコラム記事を執筆

皆さんこんにちは！

Rebornトレーナーの星です！

今日は悩まれている方も多い腰痛についてお話しします。

腰が痛くなる原因って考えたことありますか？

腰が痛いから腰に原因があると考える方が多いと思いますが、実は違うところが原因で結果的に腰痛が引き起こされていることが多いです！

【関節の役割】

動作において、身体の関節がそれぞれの役割を持って個別に働きながら、複数の関節を同時に協同して働かせることが機能的な動作に結び付きます。

各関節の役割は大きく分けてモビリティ関節とスタビリティ関節に分けることができます。

モビリティ関節は、可動性・動きのある関節のことを言います。

例えば、肩関節や股関節はぐるぐる回りますよね？

大きな可動域が特徴です。

そのためモビリティ関節になります。

スタビリティ関節は、安定性・固定する関節のことを言います。

肘関節や膝関節は肩関節、股関節のようにぐるぐる回すことは難しいですよね。

このような関節はスタビリティ関節になります。

モビリティ関節とスタビリティ関節はそれぞれの役割を持っていて、これらが正しい動きをすることにより、人間の身体は正しく動くのです。

足から頭に向かって主要な関節を挙げると

・足部：スタビリティ

・足関節：モビリティ

・膝関節：スタビリティ

・股関節：モビリティ

・腰椎：スタビリティ

・胸椎：モビリティ

・頚椎：スタビリティ

・肩関節：モビリティ

・肘関節：スタビリティ

・手首：モビリティ

このように関節の構造によってどちらかに分類されます。

そしてこのモビリティ、スタビリティの2つの関節は交互に存在しています。

【腰痛はどこから？】

関節は、モビリティ、スタビリティに分類できますが、どちらかの役割が機能しなくなるとどうなると思いますか？

隣り合う関節が代償動作を起こし、怪我やパフォーマンスの低下に繋がります。

例えば、胸椎や股関節は可動性の必要なモビリティ関節とお話ししましたね。

このどちらかもしくは両方の可動域が低下してしまっていたら...   

代償として、本来は安定性が必要なスタビリティ関節である腰椎が動作をカバーします。

腰椎は本来なら動かなくていい動きを繰り返すことになります。

このような動きの負担が積み重なって腰痛が発症します。

 腰が痛いと腰をほぐしたら良くなると考える方も多いと思いますが、原因が腰ではないのなら改善されないですよね。

腰椎はあくまでも被害者であり、その上下に当たる胸椎と股関節が加害者なのです。

【改善するには】

腰痛の発症はこのように代償動作によって引き起こされることが多いです。

ではどのように改善するのか。

それは各関節に適したエクササイズを行うことが重要です。

胸椎や股関節などは可動域をアップするようなエクササイズ、腰椎や膝関節は安定性を高めるエクササイズを行うことにより、効率のいい動きを獲得し、怪我の予防やパフォーマンスの向上に繋がるのです。

モビリティ関節・スタビリティ関節、どちらも正確に働くことが大切です。

「スタビリティ関節に可動性は必要ないのか」

「モビリティ関節に安定性は必要ないのか」

というとそうではありません。

一つの関節だけでも動くことはできますが、人間の「動作」は複数の関節が協同して複雑な動きを生み出しています。

隣り合う関節同士は、互いの役割を持ちながら協同して力を発揮しているのです。

トレーニングにはいろいろな考え方やアプローチ方があります。

その中で動作において各関節のつながりを考え、関節の可動性と安定性の適したバランスに導くトレーニングをします。

「問題が見られる部分にアプローチするだけではなく、問題のある部分の上下の関節の役割を十分に発揮できるようなアプローチが必要」

というお話しでした。

腰が痛くて病院へ行くと患部の治療は行いますがそのうちまた痛みがぶり返し、根本的な解決にはならないかも？

なぜ痛くなるのか？原因はどこなのか？

姿勢の評価を行い原因となっている箇所にアプローチし根本的な解決を一緒にしませんか？   

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パーソナルトレーナー　星　沙友未